分析
スタート分析|競艇のスタートタイミング統計
競艇はフライングスタート方式を採用しています。大時計が0秒を指す瞬間に合わせるスタート技術は、レース展開を大きく左右する重要な要素です。ここではスタートタイミングの統計分析と、予想への活用法を解説します。
最終更新日:2026年3月14日
競艇のスタート方式
競艇は「フライングスタート方式」を採用しています。陸上競技のように合図で一斉にスタートするのではなく、大時計が0秒を示す瞬間にスタートラインを通過するタイミングを競います。
選手は大時計が1秒前を示してから0秒の間にスタートラインを通過する必要があります。0秒より前に通過するとフライング(F)、1秒以上遅れると出遅れ(L)となり、厳しいペナルティが科されます。
フライングした選手の舟券は全額返還されるため、選手はフライングを避けつつもできるだけ早いスタートを切ろうとする、緊張感のある駆け引きが生まれます。
平均STとは
平均ST(スタートタイミング)は、選手がどの程度早くスタートを切れるかを示す指標です。数値が小さいほどスタートが早いことを意味します。
A1級選手の平均STは0.13〜0.15秒程度が一般的です。0.10秒を切る選手はスタート巧者として知られ、ダッシュ(4〜6コース)からの攻めが得意な傾向があります。
平均STが早い選手はアウトコースからのまくりやまくり差しを狙いやすく、逆にSTが遅い選手はインコースからの逃げや差しを得意とする傾向があります。
スタートとコースの関係
競艇のスタートは、コース(進入位置)によって戦略が異なります。
インコース(1〜3コース)の選手は助走距離が短いため「スロースタート」となり、0秒に近いタイミングで正確にスタートすることが求められます。一方、アウトコース(4〜6コース)の選手は助走距離を取れるため「ダッシュスタート」で勢いをつけてスタートします。
スタートタイミングが0.05秒早いだけで、アウトコースからのまくり展開が生まれることがあります。特にダッシュ勢のスタートが揃い、イン勢が凹んだ場合、レース展開は大きく荒れます。
STの活用と限界
平均STは予想の参考になる指標ですが、いくつかの限界があります。
まず、平均STはあくまで過去の実績であり、その日のスタートが同じタイミングになるとは限りません。選手のコンディション、風や波の状況、レースの格(SG・G1など大きなレースではスタートが攻めになる)など、様々な要因でスタートタイミングは変動します。
また、スタートが早くても第1ターンマークの技術が伴わなければ上位に残れません。スタート力とターン力を総合的に評価することが、精度の高い予想につながります。
よくある質問
- Q. 平均STが早い選手は有利ですか?
- A. スタートが早いこと自体は有利ですが、コースとの組み合わせが重要です。アウトコースでスタートが早い選手はまくりのチャンスが大きくなります。インコースではスタートよりもターン技術が重視される傾向があります。
- Q. フライングするとどうなりますか?
- A. フライング(F)した選手には厳しいペナルティが科されます。1回目のFで30日間の出場停止、同じ期間内に2回目のFを切ると60日間の出場停止となります。また、フライングした選手が絡む舟券は全額返還されます。